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住まいを守る神について

住まいを守る神は、八百萬とは、数え切れない程たくさんという意味で「古事記」や「日本書記」にも記載されていますが神社にお祀りされている神だけがその全てではありません。もともと、四季の移り変わりを敏感に反応しながら生活の営みを続けてきた日本民族は、農耕民族として太陽や雨などをはじめ、自然の恵みは何よりも大切なものでした。自然界に起こる様々な現象、天変地異、それを神様の仕業として畏れ、敬ったことに信仰のはじまりがあります。自然に司る神様は生活すべてに関わる神様として、人々に崇められるようになった。

住まいの神様

家宅六神と呼ばれる建物の材料や構造を示した6つの神様(六柱)がいます。

最初に生まれたのは、岩土毘古神。家の材料である石と土を表しています。

2番目、石巣比売神。石巣は石砂のことを表します。

3番目、大戸日別神。「大戸」は家の出入り口のことで風雨、侵入から守る神様。

4番目は、天之吹男神。「吹」屋根を葺く動作を表し、神名考では屋上の神としている

5番目に生まれた、大屋毘古神。葺き終わった屋根を表し、災厄を司る神様。

最後に生まれたのが、風木津別之忍男神。暴風から家を守る神として家宅六神の最後に入れたモノと考えられます。

これらの家宅六神が建物の材料や構造を示し建物を守ってくださっているのです。

 

家の場所や部位にいる神様

家の材料や構造を示す家宅六神の他にも、さらに部位事にも神様が居ます。主な神様を紹介します。

服を受ける神「大歳神」

年明けの1月1日訪れる神様「大歳神」。年末には、新年に向けて大掃除をして「大歳神」のお迎えの準備をしましょう。一年間の家や家族を災いから守ってくださるのです。

水の神様「天之水分神」

水の神様は「天之水分神」といわれ農作物を耕す為に必要なお水をお守りされています。

キッチン・浴室「火之迦具土神」「三宝荒神」

火を使うことから、火の神様「火之迦具土神」や「三宝荒神」が火事を起こしたりしないように守ってくれると言われています。キッチンに御礼が貼られている家も多くありますが、荒神の名の通り悪いことが許されない性格なので火から守ってくれると同時にこれらの場所をちゃんとお掃除をして不衛生にならないように注意が必要です。

戸棚や柱「大黒様」

家の中で一番大きな太い柱は大黒柱といいます。家の中の中心となる太い柱が該当しますがその柱の上などに大黒様は鎮座されているといわれます。大黒様は商売繁盛の神様。一般的に大黒様の置物は頭より高い場所で南向きであるいは東に置くとよいと考えられています。

トイレ「鳥枢沙摩明王」「弁才天」

トイレにも神様はいます。「鳥枢沙摩明王」は炎の神でありこの世の一切の汚れを焼き尽くす功徳を持つと言われています。仏教に包括された後も「烈火で不浄を清浄と化す」神力を持つことから、心の浄化はもとより日々の生活に起因するあらゆる不浄を清める功徳があると言われています。トイレを清潔に保てば、家庭円満、金運などにご利益があるともいわれてます。

家の門「天石門別神」

石の門というのは城門のイメージですが、この神様には家の中への悪霊の侵入を防ぐ役割があったとされます。家庭での神様をお祀りする場所はどこに設けたら良いでしょうか。家庭にお神礼をまつり家族がお参りする神棚は神様をお祀りするところなので当然明るく清浄な所になります。神棚の向きを南もしく東して、大人が見上げるくらいの高さに設けます。神棚を祀る場所は家族がいつも集まる場所であることが大切です。神棚の下に人が通ったり2階のある家ではその上を歩くことになるような場所は避けたいモノです。避けられない場合は、神棚の上に天井に「雲」「空」などとかいた紙を貼ったり神棚の宮形と天井との間に屋根代わりの板を一枚取り着けることで神様に対する無令を避けることが出来ると言われています。

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